紀元前よりインドから仏教と共に中国へ渡り、
そこで漢訳され日本にも伝わってきたとされる梵字。
一文字で神仏を現す梵字には、
それ自体に秘められた力があると考えられており、
魔除けとしても使われてきたものです。

また様々な功徳を与えてくれるという「神聖な文字」
としてもあがめられており、
自分の干支を表す梵字を身につけていることで、
その梵字の示す守護本尊に守られると言われています。

子(ねずみ)年生まれ

守護本尊：千手観音菩薩
（せんじゅかんぜおんぼさつ）

梵字のキリークは子(ねずみ)の方位の守護本尊
・千手観音菩薩を意味しています。千手観音菩薩は、
千の慈眼と慈手で一切の悩みを救い、
病気から金運、子宝、厄除けなど、あらゆる願い事をすべて叶えて下さり、
永遠の安らぎをもたらすと云われています。

戌(いぬ)・亥(いのしし)年生まれ

守護本尊：阿弥陀如来
（あみだにょらい）

梵字のキリークは戌・亥（いぬ・いのしし）の方位の守護本尊
・阿弥陀如来を意味しています。阿弥陀如来は、
滅罪や敬愛を司り、
信心深く南無阿弥陀仏と唱えれば
どんな罪びとでも極楽浄土へ導いてくださり、
また全てを見通し持てる力を発揮し、福徳長寿を授るとも云われています。